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むむむ・・・・

週末。
Fさんから(というよりFさんのご主人から)メールを頂戴しました。


「このところ、彼女は毎日窓から外を眺めて鳴いています。そんなリリちゃんの姿を見ていると家猫として飼う事がリリちゃんにとって本当に幸せなのかなと思えてきます。彼女は、元々野良猫なので、やはり外に対する憧れが飼い猫よりも強いのかと思いますし、そんなリリちゃんの姿を見ていると家猫として飼う事がリリちゃんにとって本当に幸せなのかなと思えてきます・・・」


真摯なお手紙でした。
う~ん・・・・。


お手紙は、さらに、私に対して、ぷりさんはどう思っているのでしょうかと尋ねていらっしゃいました。なぜ、自分で飼えない子を保護したのですか。感情が先走って衝動的に保護してしまったのでしょうか・・・・。


うう~ん・・・・。




りりを保護するとき。
私は随分、悩みました。すでに母や夫からはとても否定的な反応を得ていました。野良猫の保護なんてしたこともありませんし、周りに相談できる人がいるわけではありませんでした。正直、ものすごく心細かったし、私の冷静な部分が私にささやき続けていました。
「墓穴を掘るな。これ以上、ややこしいことに首を突っ込むな」
多分、他人事だったら、私はそう助言したはずです。



それでも、私が保護せずにはいられなかったのは、りりが心待ちに私を待っていたからでした。
季節は夏から秋へ、本格的な寒い冬へ移ろうとしていました。
保護する直前には、りりは、猫風邪をひいて白い目やにを出していました。白い目やには、あまりいいサインではありません。リカバリーするのには、ぎりぎりのタイミングだと思いました。

雨の中、神経を尖らせて私の足音を聞き取ろうとしていたりり。
見つけると、まず小さく鳴いて飛び出してきて、それからご近所迷惑なくらい大きな声で「ご飯、ご飯」と催促するりり。すでに塩のビンを投げつけられる事件もおきていました。



保護した直後、りりはよく外を見て鳴きましたし、特に通風孔からの風を感じると切なそうでした。りりの泣き声で安眠できないと怒る母のためにホテルを予約して4,5日泊まらせたこともあります。
Tさんに譲渡しようとして怖がらせたときも精神的に不安定になってレメディに頼りましたし、3月の大きな地震のあとも、一人ですごくショックだったのでしょう、彼女は鳴きました。


それでもね。
だんだん、落ち着くんですよ。
少しずつ。
猫嫌いで、りりのこととなると点の辛い母がいうのです。
「あの子、もう鳴かないわよ」


鳴かないというのと、りりにとって家猫暮らしが幸せかということとイコールでないことは確かだけれど、落ち着くと同時に、いろいろな彼女の要求が見えてきました。遊んでほしいんだ、とか、なでてほしいんだとか。ブラシをだす私の行動を横目で見ながら、ゆっくりと尻尾を振って待ってみたり。足元にちょこんと座ってご飯を催促したり。りりの行動は十分、家猫としてやっていけるものだと思いました。




Fさんの疑問は、誰も答えられることではありません。
本当のところは、りりでなければわかりません。
もしかすると、りりですら、わからないのかもしれません。
だから正解も不正解もありません。



ただ。
私に向けるまなざしがちょっとまぶしそうに細くなるとき、ごろごろといいながら目をつぶるとき、うれしそうにご飯をたべるとき、甘えて私の手をかき寄せて甘かみするとき、そんなとき、まちがいなくりりは、幸せで安定していてとても満足してくれていると確信できます。
そしてそんなことが毎日続くのなら、りりは、いつか死ぬ時に「とりあえず、おうち猫になってよかったかな」と言ってくれそうな気がしているのです。


ご飯のあと


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非公開コメント

No title

ずっと読み逃げしててごめんね~~~(>_<)
様子見てたんだけどさ、
里親になるって、覚悟居ることなんだよね~
だから、アタシは いっつも可哀想と思っても悩むんだわ。。。
可哀想って思ってるだけじゃダメなんだって!
色んな事情が遭って保護されてる訳だし、
里親は理解して、付き合ってあげないといけないと思うのよ。
かなり根気が必要なんだよね。

何も言ってこないのも心配だけどさ、
そんなメールもらうのもどうだって感じだよね。
まだまだ、わかり合えるまで時間はかかるわよ。
来た時は こんなだったわって懐かしく思えるようになれると良いね。
生まれながらの家庭犬でさえ
トイレにこだわったり、頑固な性格だったりするのにさ。
理解しようと努力して欲しいな~
たしかに鳴かない=あきらめなんだろうけど、
その分、いっぱい愛情かけてあげたらって思うのよね。

No title

>なぜ、自分で飼えない子を保護したのですか。
>感情が先走って衝動的に保護してしまったのでしょうか。

…この質問を、今になってぷりさんに尋ねるFさんの意図がいまいちわからない…。今、どうしてそれを知りたいのか。知ってどうするというのか。Fさんは結局のところ、りりちゃんをどうしたいのか???

もしかして、りりちゃんは外猫に戻したほうがいいんじゃ?とか思ってらっしゃるんじゃない?…文面からは、そんな風に感じてしまいました。
もし万が一Fさん達がそういう気持ちでいるのなら、間違いなくりりちゃんには、いつかまた脱走されてしまうような気がします。

それは、ぷりさんの今までの努力と、りりちゃんに注いできた愛情を…踏みにじる行為だと思います。


新しい環境に順応するのに時間がかかる、おとニャの保護猫さんの場合は、ねこ歴が長くって温かく見守りながら待てる理解力&忍耐力のある人じゃないと…なかなか難しいんですかねー…。

ごめんなさい。かなりきつい言い方をしてしまって…。



もういちど、よく話し合われた方が良さそうな気がします。

No title

マダム、香遊さん

Fさんご夫妻はとても忍耐力をもって接して下さってるし、りりに対して、あれこれ気を使ってくださっています。

ただねえ、脱走後、保護してから外をみながら鳴くのが止まないのが、つらいんだと思う。

その気持ちは分かるの。
私も保護前に、ある猫ボラさんに言われた「なかにはどうしても家になじまない子もいます。そういう子は外の方がいいんだと思ってリリースすることもあります。2ヶ月くらいなら、もといたところを覚えているから大丈夫ですよ」っていう言葉が保護に踏み切る勇気の素になりました。

そしてほんとに2ヶ月くらいは、大丈夫かな、大丈夫かなと思っていたのよ。そんでもって2カ月たった時に「もう後戻りはできない、りりは野良には戻さない。必ず幸せになるように頑張るからね」って、今度は続ける勇気の素になったの。

世の中の里猫たちは、とても愛されているようなレポートが元親に届いて、うらやましいなあと思っていたけど、今回の脱走で、実はトライアル期間やその後の脱走はとても多いと聞かされて現実に気がつきました。

いいことばかりじゃない。誰にでもすぐなつき家の中の生活になじんでくれるそんな子ばかりじゃない、ハッピーエンドばかりじゃないんだというのも分かりました。りりがどちらかというと里猫に出すには、すこし難しいタイプの子なのかも、ということも。

Fさんのように真剣に考えてもらえるって、すごくありがたいと思っています。今は、すごいつらい。もっと飛び込んで来てくれたら嬉しいのにって思っているんだと思う。

責めることはできない。
ただ、私とFさんの見る風景は違っているのかもしれない、私が軽々と越えたところが、Fさんにとっては大きな障害になっているのかもしれないと思っています。

これはりりと私、りりとFさんの関係性の問題だから、「なんで?」と聞いて答えがでたるするものではないんだよね。

No title

んんん~。

そうですね。ぷりさんの言うとおりだと思う。
ごめんなさいFさん、ごめんなさいぷりさん。

オンナの子は確かに男の子より難しいかも。
ましてや成猫さんともなれば、尚更。
りりちゃんのようにシャイな子になると
更にハードルは高くなるのかもしれません。


でももしFさんがもう少し頑張ってみて下さるのなら
お外を見て鳴くいまのりりちゃんでなく、
2ヵ月後3ヵ月後のりりちゃんを見て欲しいと思います。

きっと新しいおうちのぬくもりに、気付くと思うんだけどな…。

No title

香遊さ~ん

あやまらないでくださいよ~。

りりの男の人嫌いは、かなり根深いようで、Fさんはかなり苦戦を強いられているんだと思います。
それゆえの疑問だろうと思うからこそ、私も理解し受け入れることができたのでありまして・・・。

そうはいっても現実は現実なので、私もまたFさんに「やっていける? りりをかわいがってくれる? りりの全部を受け入れてくれる? 逃がしたりせず、万が一、逃げたら何度でも探してくれる?」と問うべき時なのかなと思っているのです。

No title

うちのきじとら♀も、里親になってからしばらく懐かなかったし、しょっちゅう窓際に座って外を眺めていましたよ。
それが、今では私にべったりになりました。
同じく男の人が苦手で、里親になって2年半ぐらい経ちますが、ここ最近ようやく主人がなでるのを嫌がらなくなったぐらいです。
でもゆっくりですが、少しずつなじんでいってるのがわかります。
りりちゃんも、長い目で見てもらえたらいいなぁ・・・
ゆっくりでも、絶対に家猫になっていくと思うので・・・

No title

miichanさん

miichanさんのところのキジとらちゃんも、男の人が苦手なんですね。

それならそれで、ありのままに受け止めるこちら側の根気が必要。

ゆっくりでも家猫になっていく、というコメントに、うんうんとうなづきながら、心配しているのです・・・・。

No title

しばらく前から読ませていただいてました。
3年前に悩んでいた自分の状況と重なって、
思わず書かせていただきました。
そのころの私は犬猫どころか動物全般に縁がなく、
動物好きでもきらいでもない、扱い方もわからない人間でした。
だから、ぷりさんよりはるかにはるかに、頼りない保護主でした。
家の裏手に現れた野良子猫3匹をどうするか、ほんとーに
悩みました。猫に触ったこともない私が…。
夫には反対され、子どもの世話もおろそかになって、
ときに近所に文句を言われ、
どうして手を出したのかと後悔したときもありました。
でも結局、放ってはおけず、3匹を家に入れ、
なんとか2匹を里子に出しましたが、
出戻ったりして、最後までどうすればいいのかわからない
超超超ビビリーの男の子が家に残りました。
でも現在、その子は多頭飼い(4匹)のお宅で、一番の甘えん坊
として(それでも野良気質は一番残ってるそうです)暮らしています。
猫飼いベテランで、かつ肝っ玉の据わった飼い主さん(ここ重要!)に
巡り逢え、本当に幸運でした。彼女がいなければ、その子は
いまでもうちの敷地内にいる半野良猫のままだったかもしれません。
だから、りりちゃんをどうすればいいのか、
こんな私には明確なアドバイスはできませんが、
一番肝心な点は、里親さん・飼い主さんの気持ちだと思うのです。
だから、里親さんとよく話し合い、お気持ちを聞いてみてください。
ぷりさんのところにいたときのりりちゃんは、抱っこもでき、表情も
おだやかで、決して家猫になれない子ではないと思います。
もしも出戻って、べつの飼い主さんを探すことになっても、
それはそれでいいのでは…。
私も貴重な体験を経て、いまでは2匹の元野良と元捨て猫を飼い、
4匹の外猫(地域猫…とは言えるかどうか)を世話しています。
あの超ビビリーな子を自分で飼うことはできなかったけど、
その子は最高のおうちに行けたと思っています。
触ったり抱っこできるのがいつになってもいい、猫の気持ちが向く
まで待ってるよ、って、のんびりした楽な気持ちに、Fさんにもなって
もらえたら一番なのですが。
鳴くのは、かならずおさまりますよ。

No title

chalaraさん

ありがとうございます。
りりがかわいそうだなあと思いつつ、実は先々週、Fさんのメールに対して、お互いに立ち止まって確認するべきでは、とお返事を出しました。
その答えのメールが先週末に届いて、りりは、今週末、私のところに戻ってくることになりました。

良かれと思って私もFさんも徒にトライアル期間を長引かせてしまって、かえってりりの混乱を招くようなことをしてしまい、すこし、挫折感を味わっています。

私の仕事場は、夏仕様になっていないので、夜の間も窓を開けてもりりが飛び出さないよう、部屋のドアをあけて通風をよくしても、外に飛び出したりしないよう、今、対策中です。

詳細、近々、アップする予定ですが。
りりにかわいそうなことをしたな・・・。

No title

そうでしたか。。。ぷりさんもFさんも、よくご決心なさいましたね。
そういうことを相談なさるのも、とても大変だったと思います。
でもお二人(お三方?)のご決断、よかったな、って思いますよ!

ぷりさんのおっしゃる挫折感、すごくよくわかります。
私も超ビビリーな子が「抱っこできない」と言って返されたとき、
よく人慣れもしないうちに、猫を飼っている人というだけで渡してしまった
自分の失敗に落ち込み、猫にも申し訳なく、途方に暮れたことを思い出します。
その子はただ怖がりだっただけなのに、わたしのやり方がまずくて
凶暴とすら言える様子に変わっていました。
外に戻すことも頭をよぎりました。
でも今は、抱っこすると一番くにゃーんと体を預けてくれる猫さんになったそうです。
怖がりの子は得てしておとなしく、本当は甘えん坊なことも多く、
そっと寄り添ってくれるタイプの猫さんになるんじゃないかと思います。
でも、そういう猫さんは初心者にはハードルが高い…。
いえ、猫飼い歴だけ長くても、そういう猫さんがダメな方もいますし。
そのへんって感情の部分で、どうにもならないとこがありますよね。
猫もいろいろなら、人もいろいろ…。
Fさんがどのようなタイプの猫飼いさんかはわかりませんが、真摯でまじめな方だとは思うのです。。
だから、りりちゃんとはご縁がなかったとしても、それで「猫を飼うのは
やはり……」と思わないでいてくれたらな、と思います。
おうちを待ってる子はたくさんいて、Fさんも猫もハッピーになれる子が必ずいると思うので…。
Fさんも、りりちゃんも、ちょっとのんびりして、仕切り直して、
また前に進んでいってほしいです。

ぷりさんもまた大変になってしまいますが、
りりちゃんの幸せのために、あまり無理はしないで、できる範囲で、
がんばってくださいね。
陰ながらですが、応援しています。
りりちゃんは幸せ者だ。。。
プロフィール

ぷり

Author:ぷり
とら(キジトラ猫)を生後10日ほどで保護し、その1年後にさまようおとな猫のりり(きじとら猫)を保護。
 
ペットに関して、決してつれあいのYさんと意見が一致しているわけではないけれど、保護したこの猫たちと、仕事場で母と暮らすロンチーのななは、大切な家族です。

きょうも3匹の幸せな生活を目指して頑張りま~す。

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